2005年 10月 02日

技術だけでは

ところで、えぼきゅう納車以来、のん気なドライブ日誌と化している当ブログですが、もちろん仕事の方もそれなりにやっています。

7月に今のグループに移って3ヶ月が経過したわけですが、最近は特に新規事業の目論見に関する業務が増えているような気がします。弊社の場合、既存ビジネスと言うと、そのほとんどが旧来型の重工業、インフラビジネスになるわけで、当然それらも大事である一方で、ただそれだけでは早晩行き詰まりを見せるのは明らかなので、何とかして新規ビジネスの芽を育て上げようとしているわけです。

しかしながら、以前にもどこかで書いたように、ポートフォリオとシナジーは逆相関を見せることがある。分かりやすく書くと、事業の多角化は「選択と集中」に反することがある、ということで、自社の強みを直ちに活かせるような新規ビジネスは、実は既存ビジネスの枠を一歩も超えるものではなく、全く新しいビジネスには知見がない、という考えてみれば非常に当たり前の状況に陥ってたりするわけです。

で、まあ既存ビジネスの方は事業分野よりも対象とする市場の拡大を狙って海外への進出が進められ、中国やロシアに新たな会社を作ってみたり、インドの会社を買収してみたりしているわけです。

で、新規ビジネスの方なのですが・・・。

一言で言うと、「技術があるだけでは商売にならない」ということでしょうか。

情熱に溢れた素晴らしい技術者がいて、これまでの技術の枠組を根本から覆す革命的な技術が社の中にあっても、それをビジネスの観点から捉えて事業がまわるように考えられる人がいないと、少なくともビジネスとしては成功し難いという現実。技術が素晴らしいものであればあるほど関係者の思いが先走ってややこしい状況に陥りやすいようです。

そこを何とかするためにMBAを取ったんだろう、と言われれば返す言葉もないのですが。
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by kcchicago | 2005-10-02 14:42 | 仕事 | Comments(0)


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