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それからの日々

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2011年 06月 18日

雑感その2。

TVや新聞やネットでニュースを見ていて、批判はよく目にするけれど現実的な提言は少ないな、と思う。民主党や東京電力や官僚を批判するのはいいけど、国や自分の生活をどういう形に持って行けばいいのか。社会保障は充実してほしいけど税金を上げるのは一切許さないとか、もちろん達成できれば理想的だけど、現実的には無理じゃない?「それをできない官僚が悪い。」とか言ってもねぇ。。。

日本の財政規律は崩壊寸前で、でも家計による国債保有比率が高いから大丈夫?とか言われても、国家の破たんを防ぐために家計が犠牲になる、というだけのような気もするし、それで国民は幸せなのか?

いずれにせよ、そんなに遠くないうちに国債の暴落と金利の上昇はありそうな気がして、抱えている円資産が全部ゴミになる。そのときは、為替も下落して物価は急上昇することになるのか?

そのタイミングで、きちんと国外に目を向けることができれば新しい世代はやり直せるだろうけど、外に飛び出す元気のない高齢者層は相当辛くなるんじゃないだろうか。

と言いつつ、別に新興国だって一直線に伸びていくわけじゃないだろうし、考えてみれば高度成長期の日本みたいに政治と経済が安定したまま伸び続けたのって奇跡に近い気がするし、飛び出すって言っても「どこへ?」という質問に答えるのは結構難しいとも思う。肝心なのは、「ここにいさえすれば一生安心」とか「これだけやってれば大丈夫」といった思考停止に陥らずに、ずっと考え続けることなんだろう。と言えるほど、自分も頭を使ってるわけではないですが。

ところで、日本経済が上に書いたみたいな状況になったら、ますます日本の不動産は国外の投資家に買われることになると思うので、「日本の人口は減少傾向にあるから不動産の値は長期的には下がっていく」とも一概には言えないのではないかと思う。

そういう意味では、土地の保有権に近いという意味でマンションより一戸建ての方が良さそうな気がするし、マンションであれば区分所有権に締める土地の割合が高いという意味で、容積率ギリギリの新築マンションより容積率に余裕のある中古マンションの方がいいかもしれない。血を分けた某氏曰く、「建替えの際に容積率をギリギリまで使えば、自己負担のほとんどない形での建替えも可能」というケースもあり得るでしょう。まあ、立地の良さは絶対条件だろうけど。新築でも立地の悪い、バス便の物件なんかは避けた方がいいと。

というわけで、自分の中では「家を買うぞ!」と数年前からずっと盛り上がっているのですが、転居転居でそういうわけにもいかず。次に日本に帰ってくるときに、まだ暢気にそんなことを言える状況であればな、と思う次第です。

では、おまえは一体、日本にいたいのか?海外に飛び出したいのか?と聞かれると微妙なところですが、現実問題としては、日本に拠点を構えながら、定期的に海外に出稼ぎに行く、という生活が現役引退まで数十年は続くのでしょう。逆に言うと、だからこそ日本にきちんと根を張るのが大事。「一生、賃貸でもいい」と言っている人は、70歳・80歳になったときにどこに住むつもりなのか、という気もしますし。

というわけで、結局いつも頭の中で同じ議論が循環しているのでありました。。。

by kcchicago | 2011-06-18 11:32 | Days | Comments(0)
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