2012年 05月 06日

『AIDA』聴き比べ

さて、先週からずっとiTunesで購入したミュージカル『AIDA』の英語版と日本語版を聴き比べているわけです。

まあ、そもそもが英語で作られたミュージカルだし、英語の方がリズムに乗りやすいのは間違いないので、英語版に聴き慣れると日本語版は多少の違和感を否めないのですが、それでも劇団四季の日本語版はかなり良い線行ってると思います。

ただ、それでも少しだけ残念なのが『I Know the Truth』の日本語版の歌詞でしょうか。

昔の日記のこのページ(13日とか15日辺り)に熱く書いていますが、この場面は、今まで何不自由なくお姫様として育ってきたアムネリスが、少しずつ自分の暮らしを支えてきた矛盾に気づき始めていく中で、彼女にとっては残酷な真実を見せつけられながらも、国を支える王女として果断な、それでいてアイーダとラダメスに対する密やかな愛情を含んだ、そんな決断を下すラストシーンへの転機となる場面です。

英語版の歌詞を見れば、主語が「I」になっていることに気づくと思います。確かに運命は残酷だけれども、今までその運命に目を瞑って気づくこともしなかった、気づくのが少し遅すぎた、そんな自分の不明を自覚することで、ラストシーンに向けて彼女が大きな成長を遂げる、それを予感させる歌詞になっている。

それなのに。。。

日本語版では、単なる「振られ女の嘆き節」みたいになってしまってるんですね。「運命は皮肉ね。」とか言っちゃってるし。

これじゃまるで、「私は何も悪くない。全て世間が悪いんだ。」と言っているように聞こえかねないし、ラストシーンの彼女の決断も単なる意趣返しにしか見えなくなってくる。何だか全てをぶち壊してしまってるような気がするんですね。

あと、『Dance of the Robe』の終わりは、何故か日本語版の方が妙にキーが低いのも少し残念と言えば残念。

そんな妙に細かい不満を口にしながらも、日本に帰って劇団四季の『アイーダ』を観るのを楽しみにしているわけですが。

今のところ、7月8日分までしか公演予定がないみたいで、それではさすがに無理なので、何とか延長してくれ!ヽ(`Д´)ノ

9月まで延ばしてくれたら、何とか一時帰国、できないかなぁ。。。
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by kcchicago | 2012-05-06 02:57 | 音楽 | Comments(0)


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