2013年 12月 29日
(例によってネタバレありですので、これから表題の作品を御覧になる方は御注意下さい。) 少し話が前後しますが、先日テレビで放映されていた『相棒 X DAY』を録画で観ました。 作品そのものの感想から少しずれるのですが、最近、国の価値が為替で前後されてるよね、と思うことが多いです。1ドル80円の頃から考えると、既に25%も国の価値が落ちてしまっていますもんね。輸出競争力の面では、過度な円高が修正される、というのは望ましいと思いますが、一定水準で止まらずにストンと円が暴落してしまうと、それはそれで恐ろしいのだろうな、と。 グローバル経済が進展すると、行き着くところは国の垣根を越えて一物一価に収斂され、労働対価、特に単純労働の対価は新興国の水準に引きずられる、などと世間で言われたりしています。ユニクロじゃないですが、年収100万の時代がやって来るとか。でも、それって円建ての年収が100万になるわけではなくて、円相場が暴落することによって、円建ての額が変わらなくても、グローバルで見たら日本人の労働対価が下がってる、ってことはあり得るんですよね。 そうなってしまったときはエネルギーや食料の円建て価格が暴騰してるでしょうから、日本経済は地獄を見ているのかもしれませんが。 また少し話がずれますが、「定年退職したら物価の安いアジアの国でのんびりしたい。」と言っている人たちは、為替相場についてはどう考えるべきなんでしょうかね?円預金をいっぱい持ってるからと言って、アジアの国に移住して、そこで円の相場が下落したら目も当てられないし、かと言って、今から円預金を全て他国の通貨に換えるのもリスクが高い気がするし。 まあ、円の相場が崩れたときに円だけが一人負けするとも思えないし、円が崩れるより前に崩れる通貨もあるかもしれないから、今から心配しても仕方ないような気はしますが、いずれにせよリスクの分散は必要ですね。。。
by kcchicago
| 2013-12-29 20:05
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