2014年 07月 15日
多少の無茶ブリで急遽決まった今回の出張ですが、多くの皆さまから「里帰りだね。^^」と言われながら当地に来ております。雨季だというのは分かっていたのですが、あまりの湿度の高さに一瞬にして夏バテ全開で、思ったよりも肉体的にはキツいです・・・。 それはそれとして、最近は深夜便が多くて映画を観る気になれなかったのですが、今回はANA⇒SQと日中の便で乗り継いできたので、久々に機内で映画を観ました。 というわけで、感想を記しておきます。(例によってネタバレの可能性がありますので、未視聴の方はご注意ください。) 『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』 バチスタシリーズは原作も読んでいなくて、映画もジェネラル・ルージュの凱旋しか観ていないのですが、ジェネラル・ルージュと今回では配役が違うので、微妙な違和感があって入り込めませんでした・・・。今回のほうは以前のTVシリーズを踏襲しているということなのでしょうが、仲村トオルよりも阿部寛、西島英俊よりも堺雅人の方がハマっているような。 ストーリーは薬害や医療過誤等をテーマにした重厚なもので、一方の視点だけに片寄らないことで、こういった問題の難しさを丁寧に描いているとは思います。ただ、ミステリーの部分が少し極端すぎるような気はしないでもなかったですが。 『白ゆき姫殺人事件』 湊かなえ原作ということで、誰もが連想するように告白のような救いのない話であろうかと覚悟して視聴に臨みました。 ネットとメディアによって無責任に既成事実化が進む様子がスピーディーに描かれていて、twitterによる無数の投稿がリアル・タイムに重なってくるところは、多分に2ch的ではありますが、いかにもありそうだと思わせる少し空恐ろしい描写でした。 それはそれとして、井上真央の地味さ加減はすごかったけど、それでも普通は菜々織より井上真央の方が可愛いと思うのではないかと感じてしまいました。 連佛美沙子は、ストロベリー・ナイトに出ていたときは「この女優さん可愛いな。」と思っていたのですが、今回はエンドロールを見るまで連佛美沙子だと気づきませんでした。あの髪型は一部で話題になったようですが、あんまり似合ってないですね。わざとなんでしょうけど。 個人的に谷村美月が好きなので、良い味を出していて嬉しかったです。お前が一番無責任だろう、と。 『相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』 何と言うか、舞台装置と言うか、設定が大掛かり過ぎる印象を受けました。相棒らしさがないと言うか、成宮寛貴いなくてもいいじゃん的な(それもいつものことかも知れませんが)。にもかかわらず、いつもの面々は無理やり登場するし、映画だから無駄にロケを張り切ってみましたという感じばかりが鼻についてしまいました。 国防に関する考え方も、せっかく制服組とか背広組、民間の立場から憂う人たちとか、色んな立場の人が登場するのだから、多角的な視点から問題を語らせて、問題の難しさを浮かび上がらせればいいのに、最後の主張のぶつけ合いが上滑りしてしまっていて題材の料理の仕方が勿体なかったな、と。 『劇場版SPEC 結』 「漸ノ篇」と「爻ノ篇」に分かれていて、時間の関係で最後までは観られなかったのですが、設定や複線を全く無視して、いきなり人類の滅亡や地球の再生みたいな話になってしまい、合間合間にはさまるナンセンス・ギャグ的なコミカルなパートも何が面白いのか理解できず、「SPECを好きな人なら分かってくれるだろう」といった製作側の独りよがりを感じるだけで、全く面白いと思えませんでした。 気づけば今回も邦画ばかり観てましたね。上の二作は面白かったので、それなりに満足でした。
by kcchicago
| 2014-07-15 11:16
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