2014年 09月 20日
例によってネタバレありかもしれませんが、まあそれはそれとして。 『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』 別につまらないわけではないのですが、きっと原作を読んだほうが何倍も面白いのでしょうね。シャーロック・ホームズを髣髴とさせる細かな観察眼と博覧強記ぶりに裏付けされた推理を披露する場面や、話の大きな筋に仕組まれたトリックは、なるほどと思う場面もあったのですが、個々の部分に力を入れすぎるあまりに、つなぎの展開があまりに適当になってるように感じられたのが残念。いくら何でもその展開はないだろう、とか。 もっと残念だったのは、人物描写に全く重きが置かれていないので、綾瀬はるかは最後までただの不思議ちゃんな感じだったし、他の登場人物の「正義感に突き動かされた悲しさ」が単にセリフで説明されるだけで全く感情移入できなかったりして、二時間に詰め込みすぎた、という印象でした。 まあ、ずっと綾瀬はるかを見られるので、それだけで十分幸せにはなれますが。 『X-MEN:フューチャー&パスト』 前作の『ウルヴァリン SAMURAI』がどうしようもないくらいつまらなかったので、パスしようかとも思ったのですが、これはX-MENが好きな人なら観ておいて損はないと思います。シリーズのヒットを受けて後付で新作をどんどん作るうえに、時系列が激しく交錯しているので、厳密に突っ込むと過去の作品と辻褄の合わない部分も出てきますが、これまでの人間関係でモヤっとしたまま終わっていた部分も無理やり次回以降に解決の期待を持たせて、個別のキャラに思い入れが強かった人には嬉しい展開ではないでしょうか。
by kcchicago
| 2014-09-20 03:11
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