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それからの日々

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2014年 09月 21日

最近読んでる本

映画のことをたまに書いていますが、それ以上に出張に来るときは小説を持ってきています。(文庫本を持ってくるのが重くなったのでKINDLEを購入したのは以前に書きましたが。)

専ら堂場瞬一の高城賢吾と大友鉄のシリーズにはまっていました。恐らく一番有名だと思われる鳴沢了のシリーズは重すぎてはまれず。先に挙げた二つのシリーズはTVドラマ化もされてましたが、大友鉄が仲村トオルなのはイメージどおりですが、高城賢吾が沢村一樹なのはカッコ良過ぎだろうと。アル中のもう少しくたびれてるけど渋いおっさんのイメージです。どの俳優さんがしっくり来るのかは難しいところですが。明神愛美は森カンナなのはぴったりですな。まあ、原作より先にドラマを見たのでそう思うのかもしれませんが。

それ以外の小説で面白かったのは以下です。

カササギたちの四季

ミステリの謎解きよりも、登場人物が互いに相手を思いやる気持ちにじーんと来ます。もう少し華沙々木に感情移入しやすいように書いているともっと良かったと思います。

和菓子のアン

AMAZONの感想でも誰かが書いてますが、とっても可愛い小説で、「ほっこり」という読後感がぴったり来ます。和菓子の薀蓄だけでなく、季節の移ろいに伴って昔の人たちが大事にしてきた心遣いに触れられるようで、心温まる感じです。

生存者ゼロ

(前にも書いたかな?)パニック・ムービーのノベライズのような印象もありますが、とにかくスピード感があって、後半はページをめくる手が止まらない感じです。黙示録云々の宗教チックな描写やエピローグは蛇足に感じますが、本筋だけで十分に楽しめます。確かこれがデビュー作だったかと思いますが、デビュー作でこれだけの作品が書けるのはすごいと思います。


ちょっと残念だったのは、誉田哲也の『ジウ』シリーズでしょうか。第1巻は面白かったのですが、第2巻・第3巻と読み進めていくに連れて、話が大味で分散していく印象がありました。二人の女性刑事とジウだけに絞ったほうが良かったのではないかと思います。「新世界秩序」とか、いきなり設定もキャラもぶっ飛びすぎて、読者が誰も着いていけなかったのではないかと思いますが。


まあ、それにしても最近は小説ばっかりですね・・・。

by kcchicago | 2014-09-21 03:20 | Days | Comments(0)
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