2016年 07月 03日
気付いたら、6月は全く何も書かずに終わってましたが、6月最終週に久々に海外出張に行ったので、その往路で観た映画を備忘まで。 例によってネタバレあるかもしれないので、ご注意ください。 『劇場版 MOZU』 一番おもしろそうだと思って真っ先に観たのですが、今回観た中では最も今ひとつな感じでした。 原作もTVシリーズも観ていないのですが、恐らくはTVシリーズの中で張っていた伏線がいくつかあって、それを回収しましたよ、ということでしょうか。そのためだけに辻褄を合わせたようなストーリーなので、展開が意味不明で、結果としてはただアクション・シーンをつなげた感じ。あんな回収の仕方なら、無理に回収せずに余韻を残して終わればよかったのに、と思います。 見どころとしては、長谷川博己のブチ切れた演技でしょうか。正しくは「狂気の中に苦悩を感じさせる」役どころなのだと思いますが、はっちゃけぶりが楽しそうで良かったです。 『僕だけがいない街』 これも原作を知らないまま観ましたが、今回観た中では最も面白かったです。 各所で絶賛されてますが、圧巻は鈴木梨央の鬼気迫る演技。あまりに凄すぎて、もはや気軽に「梨央ちゃん」などと言えない感じです。あの年齢で、あそこまで人の感情を演じきれるものなんですね。 福士誠治と森カンナがとっても良い役どころで、登場シーンで「うんうん。」って、一人うなずいてしまいました。 『グラスホッパー』 これも原作は読んでません。 冒頭から登場する悪の黒幕が、「日本社会を裏から牛耳る闇のフィクサー」で、上記のMOZUでも見たような話だったので、その設定はもういいよ、と思いましたが、こちらの方が理屈っぽくない分、エンタテイメントとしては楽しめました。 個人的には波留好きなので、もっと登場してほしかったです。奈々緒は、いつも悪女の役なのは気の毒な気がしますが似合ってました。山田涼介のアクション・シーンは楽しかったです。 『残穢 -住んではいけない部屋-』 部屋の中の、ちょっと物音が気になるところから始まって、周囲の聞き込みや不動産情報の調査、そのうち地歴まで紐解いていって、最後の方はぐんぐんスピードが加速する、という展開は上手でした。 ただ、もっと間接的な怖さと言うか、怖さを予感させるところで余韻を残して終わっておけば、もっと怖くなったのに、という気がします。『パラノーマル・アクティビティ』まであと一歩、でしょうかね。 頸にコルセット巻いていようが、どれだけ地味な服装をしていようが、竹内結子は美人ということはよく分かりました。 今回も観たのは全部邦画でした。ずらっとタイトルが並んでいる中から観たいものを素直に選ぶと邦画ばかりになる、というのは良いことですね。
by kcchicago
| 2016-07-03 22:43
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