2007年 03月 12日
何も言わずに、行ってみましょう。本日一本目は『墨攻』。 あ、ちなみに本日のシリーズはネタ割れもあるかもしれませんので、これから観ようと思っている方は、御注意下さい。 で、申し訳ないけど素直な感想は、「これ、原作は面白いんだろうな」といったとこ。 墨子の理念である「兼愛」と「非攻」。戦争の理不尽さや、現実と理想の落差。一人の墨子の成長と挫折、それを乗り越えていくことを予感させるラストシーン。激変する環境の中でゆっくりと進むラブ・ロマンス。ただでさえ見せ場となる戦闘シーンがふんだんに出てくる分時間的には押されているのに、そこに複雑なストーリーのあやを全て盛り込もうとしたせいで、どうにも消化不良になっている感が否めませんでした。「この女優さん、可愛いね」と思ってたら、あんな展開になるし。 2時間しかない映画というメディアの性格を考えると、どれか一つの要素に絞って、勧善懲悪ものにしてしまった方がエンターテインメントとしては良かったのではないか、と思ってしまいます。戦闘シーンの展開にしても「『非攻』を旨とする戦略家」の素晴らしさがあまり伝わってこなかったし。 まあ、アンディ・ラウがひたすら男前なので、それでよしとしましょう。 ちなみに、この日の映画館は渋谷の『Q-AXシネマ』。渋谷区円山町のラブホテル街のど真ん中にあることを除けば、音響や照明等の設備の整った、非常にいい映画館でした。受付のお姉さんも可愛かったです。
by kcchicago
| 2007-03-12 01:10
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