2005年 08月 17日

内作と調達品

今日は横浜の工場の人たちの好意により、午後から工場見学をさせて頂いた。

帰国してから見ている製品を横浜の工場で担当していることもあって見に行ったのだけど、感想はどうにも複雑。

留学前に見ていた製品は内製率が非常に高い製品で、部品の原価に当然現業の人たちの労務費が乗っかって(もちろん設計コストや販売間接費や一般管理費なんかも)、トータルのコストが出るのだけど、今見ている製品は内作以外に、調達品の比率が高いエンジニアリング的なものもあって、「売上は立つけど工場はガラガラで固定費の回収にはあまり役立たない」とか、妙なことも起き兼ねない。

解決策としてはもちろん固定費を削れば良くて、それはイコール人減らしなんだけど、例えば今後数年で団塊の世代が大量に退職して労務費が好転してハッピーかと言うと、今度は技術の伝承に問題が起きたり、「では内作を捨てて、研究開発とエンジに特化すればいいではないか」と言われても、製造現場からのフィードバックが常に入るような体制を整えておかないとエンジ会社としても成り立たないのではないか、という意見もあったり(実際、その通りだと思う)で、結構ややこしい。

要はバランスなんだろうし、将来的にはやはり固定費を削る方向で考えていくことになるんだろうけど、内作にこだわりがあるのは旧来のメーカー体質にどっぷりと浸かっているからか?でも、人とアセットを抱えて現場と向き合っているからこそ経営って面白いんじゃないかと思うわけですよ。純粋なマネーゲームを面白いとはどうしても考えられない。

などと、工場の中を歩きながらぼんやりと考えていた一日でした。
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by kcchicago | 2005-08-17 23:55 | 仕事 | Comments(0)


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