2007年 11月 10日

東京モーターショー

「KCさんって、確か車好きですよね!? モーターショーのチケットいっぱいあるからあげますね。お一人で行くことはないでしょうから2枚あげますよ。あ、私は行きませんけど。('-'*)フフ」

と会社の某女子にチケットをもらったので、今年も東京モーターショーに行ってきました。


チケットをくれた某女子には申し訳ありませんが、感想としては「こりゃ、日本じゃしばらく車は売れないだろうな」というものでした。

某氏の言葉を借りれば、ワクワク感がない、という一言につきるでしょうか。

あっちこっちの車雑誌や経済紙に書いているので今さらですが、既に日本の乗用車市場は成熟してしまっていて、市場が膨らむことはない上に、肝心の商品自体も白物家電化してしまっていて代替需要も見込めない。まあ、冷蔵庫や洗濯機がモデルチェンジする度に買い替える人もいないでしょうし、「若者が車を買わない」と言っても、「この冷蔵庫や洗濯機を買うと生活が豊かになるから」って言われて買う若者もいないでしょう。どうしても暮らすのに必要な場合を除いて。

「環境!環境!」って騒いでみたって、新車を一台生産するための環境負荷を考えると、ハイブリッドの新車が出る度に車を買い替える人間が真面目に環境のことなんか考えているはずがないのは明らかだし、そもそも真面目に環境問題を考えると、「車なんか止めちゃえばいいんだ」って話になり兼ねない。それ以前に、教科書的な正しさには、やはりワクワク感に欠けるところがある。

東京モーターショーって、そもそも自分みたいなコアな車好きを相手にしたイベントではなく、ごく一般の人に車を好きになってもらうためのイベントだと思うのですが、成功してるんでしょうかね?

一時期に比べればお姉さんたちの数も減って、車が主役のイベントに戻りつつはありますが、現実味のないコンセプトカーと手が届かない高級車ばかり並べて、エントリー層に訴求する車が全くない。

高度成長期に、日本社会とともに車そのものが発展していった時代は、例えばあるとき新車を買っても、4年後にフルモデルチェンジしたら、「次はどれだけすごい車になっているんだろう」と、また次のモデルが欲しくなる。

バブルと時を合わせて、ユーノス・ロードスターやビート、カプチーノなんて遊び心に溢れる車が出ていた時期はエントリー層にも手が届くワクワクする車がいっぱいあった。

でも、例えば今、初代のヴィッツやフィットに乗っている人が二代目にモデルチェンジしたからっていって新しいモデルがほしくなるかと言ったら、全くそんなことはないだろうし、車好きに手の届く遊び車もすっかりなくなってしまった。

そんな中で、個人的に唯一ワクワク感を覚えたのは、この車だけです。こいつだけは、目をキラキラさせながらこの車を使って遊び倒しているユーザーの顔が見えるような気がしました。

次期コペンもいい線いってますが、明らかに現行モデルの方がデザインレベルが高い気がします。

あ、あと軽やか号の08モデルは、馬力が少し上がっているのと、ホイールのデザインがカッコ良くなっているのが羨ましかったです。


残念ながら、車のブースはそんな感じだったのですが、これに対してバイク、商用車、部品メーカーのブースは楽しかったです。

特に、バイクはそもそも乗用車より趣味性が高いため、遊びのためのモデルも多く、来場者側もいかにもバイク好きな雰囲気の人たちが、満面のニコニコ笑顔で色んなモデルに跨っていて、車ほどにはバイク好きでない自分も楽しくなってしまいました。ハーレーのスピードスター、カッコ良かったですよ、Mさん。
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by kcchicago | 2007-11-10 22:11 | | Comments(4)
Commented by Monky at 2007-11-12 01:43 x
最初にコペンが出た時は、欲しい!と思いましたよ。
次期コペンより、現行コペンの方が確かにデザイン良いと思います。
丸っこさが。

バイクの方は雑誌で多少見ましたが、確かにデザインで「おっ!?」と思うものがありますねぇ。
Commented by kcchicago at 2007-11-12 02:03
モンキー好きには通じるデザインなんでしょうかね。
小さい中に上手にまとまったものが好き、という感覚が。
バイクのブースは楽しかったですよ。遊び心の違いですかねぇ。。。
Commented by tarou_kouno at 2007-11-12 14:33
確かにコペンは今の方がいい!
新しいのは顔がちとごつい…
Commented by kcchicago at 2007-11-12 21:42
新しいモデルは、基本フォルムを現行モデルのまま踏襲して
ディテールだけいじろうとしている感じです。

現行モデルは、特に車好きでない人が見ても自然と笑みがこぼれますが
次期モデルは、車好きでない人が見たら「ふーん。」という感じになりそうです。

なかなかいいデザインって、続けては出せないものなんですよね。


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