2008年 01月 29日
ちょっとキャッチー過ぎるタイトルが難ですが、書店で手に取ってパラっと第1章を読んだら、非常に良く書けていたので、そのまま購入しました。結構な良書だと思います。 シカゴGSBを含めたビジネススクールでも教えているManagerial Decision Makingの内容を、章ごとに簡単な設問とビジネスの実例で紹介していて、意思決定にどういったバイアスがかかりやすいかを上手に説明しています。 特に、第1章の「正しい決断とは何か?」については、MBAホルダーでも(だからこそ、なのかもしれませんが)、「ビジネスは全て結果で判断するものだ」という誤った考えを持っていたりするので(Just one timeの評価ならそれで良いとは思いますが)、一度バイアスを拭い去った頭でモノを考えるには良い契機になると思います。 第6章の内容(「最終的な決断は、損得勘定ではなく」云々)についても、共感する部分が大きかったです。 あと、最近私が各所で連発している「考えることと悩むことは違う」というフレーズは、この本の受け売りです。 さらっと目を通すことで、改めてHsee教授の授業内容を思い起こしたり、自分の頭の中の整理も出来ました。内容が平易で読み易いので、「Managerial Decision Makingって何?」とか、意思決定のバイアスに興味がある人には是非ともお勧めです。
by kcchicago
| 2008-01-29 21:25
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