2008年 05月 11日

業務に関して思うこと。

弊社とは直接の関係はありませんが、最近思うことを箇条書きに。

・それが新しいからというだけの理由で何か新しいことをやりたがる人間は、自分が慣れ親しんだやり方だからというだけの理由で旧弊にしがみ付く人間と、物事の本質を見ていないという点で、ある意味同種の存在なのではないだろうか?「人材はポートフォリオ」と言って、そんな両極端の人間をただ混ぜこぜにしても、議論が錯綜するばかりで何も進まないような気がする。

・それでも「人材はポートフォリオ」なのだろうと思う。ベンチャー気質の人間は、何かを立ち上げるときには役に立つが、そういう人間ばかりでは組織を安定的に運営させることは難しい。よくベンチャーを失敗させた元社長なんかが書いている本で「組織が大きくなるに連れ、大企業から転職してきた人材が増え、ベンチャー気質が失われ、新たなことに挑戦しなくなった」云々の記述があるが、それは大企業から転職してきた人間が悪いのではなく、それぞれの人間にきっちりと役割を理解させ、仕事を割り振り、ポートフォリオ全体でのバランスを考えることに失敗したお前が悪いだけだろう、と思う。ジャック・ウェルチが「トップの仕事は人事が8割」と言っていたのは、そういうことだろう。いずれにせよ、社の運営がうまく行かなくなったのを人材のせいにする社長など、ロクなものではない。

・やはり経理・財務系の人材って、どこでも圧倒的に足りないのだろうと思う。特に原価計算をきっちりと事業運営の仕組みの中にビルト・インできる人材が。以前にPEファンドの人と話していたときにも似たような議論になり、やはり「(首切りではなく、事業再構築という意味での)リストラの端緒は、原価計算をきっちり見直して、どの事業が儲かっていて、どの事業が儲かっていないのか、どこに不要なコストが発生しているのか、をきっちり見極めること。」ということ。「その上で、売上の範囲内でコストがまわるように如何に抑え込むか。」ということにつながる。でも、そういうことがきっちりできる人って、少ないですよねぇ。。。

・弊社(少なくとも私が働いている部署)では、コンプライアンスの観点から何年も前に既に完全に撲滅されていますが、「サービス残業」は原価計算の観点からも問題だろうと思います。サービス残業をされてしまうと、どの業務に対してどれだけのコストがかかっているのか、経営の視点から分からなくなってしまうだろう、と。逆に言えば、従業員にサービス残業をさせる会社の経営者というのは、原価計算に対してもまともな意識を持っていないのだろうと思います。そりゃ、ダメでしょ。全然。

・餅は餅屋。略して、もちゃもちゃ。たい焼きはたい焼き屋、ということでしょう。何が餅で、何がたい焼きなのかは、きちんと把握しないといけないと思いますがね。「あの会社ができているから、うちでもできるはずだ。」という意識を捨てて、「うちにしかできないことをやろう。」という発想に切り替えるのは、言うは易くても、行うのは難しいもんですね。

と、最近はこんなことを考えています。
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by kcchicago | 2008-05-11 11:15 | 仕事 | Comments(0)


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