それからの日々

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2008年 12月 05日

派遣切りが長期的に生み出し得る悪影響

3日・4日は真面目に仕事してたので、日記ネタはなし。
本日は実は風邪引いて辛いので、そそくさと帰宅し、やはり日記ネタはなし。

というわけで、ぼんやりと新聞や経済雑誌を読みながらの感想。

あっちこっちの会社、特に現場で大量に人を抱える製造業で派遣切りが相次いでいるようです。

目先の収益を考えると固定費を少しでも削減したい(現状を目にすると、派遣労働者の人件費がそもそも固定費なのかということすら疑問ですが)という経営側の気持ちは分からんでもないのですが、雇用の調整弁で派遣を大量に雇ったり切ったりしていると、製造業の現場力って、明らかに落ちるのではないかと危惧します。

日本の製造業の実力って、何に支えられているのかと言うと、当然優秀な設計陣の力、それを生み出す理系の高学歴者プールの厚さもあるのですが、やはり製造現場の力というのが、非常に重要なウェイトを占めている。

機械で測定しきれないようなナノメートル単位の球体の歪みを撫でるだけで読み取ったり、同じNC機械を使っても最小化工単位未満の細かい細工をきっちり仕上げたり、「この部位を溶接できる人は世界でも数人しかいません。」なんて言われるオヤジがいたり。

そこまで行かなくても、日々現場の作業に従事し、自分の技術を研鑽し、あるいは、いかに効率的に作業できるかを俯瞰して考え、マクロ面でもミクロ面でもさらなる効率化につなげていく。

そういう人たちの努力があるからこそ、「カイゼン」なんてものが意味を持つのであって、それを最長でも3年、場合によっては3ヶ月とか半年とか、ひどい場合には期限前であっても解雇されてしまう派遣の割合を増やしていくと、日本の製造業の持つ現場の強さがどんどん失われていくんじゃなかろうか。

図面と冶具さえあればモノが作れるわけではない、というのは、理系出身の経営者なら分かりそうなもんだけど。


まあ、その分、こっちは良い人が採りやすくなった面もあるから、局所的には悪くないんですけどね。。。
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by kcchicago | 2008-12-05 20:42 | 仕事 | Comments(0)


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