2010年 06月 28日
カテゴリを変えてもう少し書きます。 こんどの出張で同行した人たちが、「この国を見て思うことは二つ。率直に言って、日本人に生まれて良かった。だけど、自分の子供たちには、この国の姿をきちんと見せてやりたい。」としきりに言っていました。 そのニュアンスはともかくとして。先ほどのエントリで書いた、「それしか着るものがないので、サリー姿で土木作業に従事する女性」について、ひょっとすると日本人の感覚からすると、「可哀そう」と思うのかもしれません。 でも、自分は少し違った感想を抱いて、「もし、この地でこのビジネスが興らなければ貨幣経済に関わることがなかったかもしれない人たちが、こうして賃金収入を得るようになってきたのは素晴らしいことだ。」と思いました。 新興国はどこでもそうかもしれませんが、この国は猛烈な矛盾や摩擦を抱えたまま、幾度かのリセッションも経て、それでも爆発的な勢いで発展していくのでしょう。 一方で、帰国して気になるのが、周囲の何となく冷めた反応。「お腹こわして大変そうだねぇ。」とか、そんなことを言っている場合なんだろうか? 業種によっても違うけど、日本の成熟しきった市場を見て、今の自分の会社のポジションを見ていると、そんな暢気なことを言わずに、どんどん積極的に手を挙げて飛び出していかないといけないんじゃないだろうか? 生活環境のことを考えると積極的に行きたい国ではないけど、傷つくことがない高みにいてのんびりと見物を決め込むよりも、とんでもない熱気と勢いと矛盾と摩擦と将来の展望と色んなものをごちゃ混ぜにしながらエネルギーが渦巻いているような現場に飛び出していきたい。 とか書くと、ここを見ているかもしれない偉い人もいるのでアレですが、「閉そく感があるよねぇ」と言いながらウダウダしているよりも、現場でお腹をこわしながら走りまわってる方が楽しそうな気がするのは、ここだけの話です。。。
by kcchicago
| 2010-06-28 00:49
| 仕事
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